¿鮎Ready?(共同主催・自主プロジェクト)

バラバラの想いを、ひとつのコンセプトに束ねる——里山リトリート「¿鮎Ready?」の共創デザイン

Period継続中(開始から約2年)
Roleコンセプトデザイン・イベント企画・ファシリテーション・英語版資料制作
Team¿鮎Ready?運営メンバー(猟師・微生物研究者・料理人ほか、Xcraft含む共同主催)
コンセプトデザイン ファシリテーション ワークショップ 体験設計 自主プロジェクト

1. Context — 背景

岐阜県大垣市上石津町。牧田川で鮎が豊富に獲れるこの里山で、地元猟師、微生物研究者、料理人、アーティストといった異分野の仲間と共同主催しているリトリートが「¿鮎Ready?」である。クライアントワークではなく、Xcraft自身が運営メンバーとして参画している。

2. Challenge — 課題

メンバーには、それぞれの想いがあった。土と触れる体験、自然と調和した食卓、微生物による分解 —— 根っこで通じ合ってはいるものの、全体を語れる上位のコンセプトが存在しなかった。想いが束ねられていない企画は、一度きりのイベントで終わる。続く場にするには、全員が自分の言葉として語れるひとつのコンセプトが必要だった。

引き受けた問いは、誰かの案を採用することではなく、バラバラの想いを、全員が腹落ちするひとつの言葉に昇華することである。

3. Approach — アプローチ

4. Impact — インパクト

この場からは、次の動きが生まれつつある。初回に参加したアーティストは、地域の廃校を利活用するプロジェクトを始動。大垣市や地元企業と連携して上石津の地域を醸していく大きな動きのなかで、共同での新たな体験プログラムの構想が進んでいる。また、メンバーの仕事のつながりから、ハワイのNPO法人へ現地で活動をプレゼンテーションする機会も生まれた。参加者同士から別のイベントが自然発生するなど、上石津で生まれた関係が、次の企画へと接続し始めている。

イベントの成功を動員数で測るなら、延べ50名は小さな数字だ。しかし、参加した人が次の企画の主体になっていく場は多くない。コンセプトを丁寧に練り上げることが、場の生成力を決める —— Xcraftで実践し続けている作法である。

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